もう間もなく、2009年が終わろうとしています。
この1年、実に早かったというのが、率直な感想です。
番組はお陰様で改編期を乗り切り、8年を超えました。そして11月には公開録音イヴェントも行うことが出来ました。
番組自体は静岡のK-MIXでしか放送されていないにも拘わらず、東京や関西、それ以外の地域の方からも励ましや嬉しいお言葉をかけて頂きまして、2010年に向けてさらにやる気が出て参りました。
このところはテレビを見ても視聴率の低下が目立ち、ラジオ局はそれ以上に危機感を持っています。
しかしその一方で、ラジオを通じたコミュニケーションの素晴らしさに気づいた、という方も多くおられたようです。
各放送局が積極的にラジオ・キャンペーンを展開したこともその一因であると思いますが、顔や映像が見えないからこそ想像力をフル回転させて聴くラジオの素晴らしさに気づいて下さる方が、2010年はさらに増えるといいなと思います。それには我々送り手が、きちんとした番組を作るというのが大前提ですので、そのあたりを肝に銘じてこれからは臨みたいとそう思います。
それから東京・丸の内でのイヴェント「Pied Piper Days」にお越し下さった皆様、毎回ありがとうございます。
ラジオと連動しながら、少しでも多く音楽の素晴らしさを伝えて行けたらと思って、ボランティアで始めたこのイヴェントですが、本年中に通算36回を数えるまでになりました。次回は2010年2月6日の開催を予定しております。
ネットなどが発達して圧倒的に便利になった一方で、我々は見過ごしてしまっていることもかなり増えたように思います。
音楽は消耗品ではないと、私は思います。聴き継ぐべき、素晴らしい作品をこれからもご紹介して行きたいと思いますので、変わらぬご愛顧のほど、どうぞ宜しくお願いいたします。
2010年が皆様にとって素晴らしい年になりますように。
今年1年、どうもありがとうございました！
良いお年をお迎え下さい。
2009年12月31日 土橋一夫
